脈診論

新・臨床中医学入門 脈診篇

脈診は伝統医学(中医学・東洋医学など)の診察方法の中の一つである。中医学では望診・聞診・問診・切診という「四診」法で患者を診察し、中医学の理論で分析して、直感的に証を定める。その中でも、脈診と舌診は特別重要な部分になっている。従来の脈診は、脈のさわり方や病理状態の判断にいろいろな説があり、10人の医者が同じ患者を診察しても、共通な脈診を得ることは出来なかった。当然、診断もバラバラになる。本書では、著者の長年の臨床経験を踏まえ、日常診療の脈診データから、脈の診察方法を体系的・論理的に見直して解説。誰でも同じように脈を診察・診断できるよう共通の脈診を提唱した。また、実際の臨床症例を掲載。治療前後の脈診の変化も含めて、8節に分けて17の症例を紹介。より実践的な内容となっている。

著者略歴
陳 勇
チン・ユウ

脈診論

B5判 並製/112頁
定価 5500円(本体5,000円)
ISBN 978-4-87415-784-8
C3047
2010年8月発行

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カテゴリー: 医学・理工