上野 晴子
ウエノ・ハルコ
1926年、福岡県久留米市に生まれる。畑威・トモの6人の子の長女。高等女学校の一時期を東京で過ごすが、成人までのほとんどは福岡で暮らす。1956年、上野英信と結婚。同年、息子・朱を出産。1964年、福岡県鞍手郡新延に移り、夫とともに筑豊文庫を開設。1997年に死去、享年70歳
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キジバトの記 新装版
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上野 晴子 [著]
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私が生き延びてこられたのは、どんなときにも彼の仕事に対する信頼と敬意が薄れなかったことと、いつの間にか私が複眼を備えて、ものごとを多層的に見るすべを身につけたためではないかと思う。そうなれば自分をもありのままに観察することができる。私の自発性が次第に萎縮し衰弱してゆく姿もよく見えた。私が時として無分…
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- 四六判 上製/208頁
- 定価 1870円(本体1,700円)
- ISBN 978-4-87415-860-9 C0095
- 2012年9月発行