原色 九州の花・実図譜 Ⅴ

九州に産する代表的な種子植物を原色で図示、花や実の繊細な色合い、葉脈・茎・根の細部まで表現した植物図譜。簡明な解説を付した。第5集として257種(うち亜種1種、変種4種、雑種1種)を収めた。

禁煙、自然破壊が進み、また、野草趣味が盛んになった事などが重なり、急速に貴重な植物が姿を消しつつある。維管束植物で絶滅が心配されている植物が、実に1500種を遥かに超えているという。植物を採集することが自然破壊につながる危険があり、採集自体が非常に難しくなっている。(中略)こうして植物の勉強が難しくなっていくのは実に悲しいことである。この花・実図譜のシリーズが植物に興味を持つ人に、少しでも役に立つことを切に願っている。(本書「あとがき」より)
著者略歴
益村 聖
マスムラ・サトシ
1933年、福岡県筑後市に生まれる。1956年、福岡学芸大学(現・福岡教育大学)理科卒業(生物学専攻)。以後、1991年まで福岡県内の中学校教諭。植物分類学会の会員。主としてカヤツリグサ科スゲ属とイネ科を研究。平成26年日本植物分類学会から学校賞を授与。著書に『絵合わせ 九州の花図鑑』(1995年)、『【原色】九州の花・実図譜』Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ(2003・2005・2007・2009・2014、いずれも海鳥社)がある

原色 九州の花・実図譜 Ⅴ

B5判 上製/128頁
定価 4620円(本体4,200円)
ISBN 978-4-87415-901-9
C0645
2014年3月発行

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カテゴリー: 医学・理工