長崎 浩

ナガサキ・ヒロシ

1937年生まれ。東京大学理学部卒業。東京大学物性研究所、東北大学医学部、東京都老人総合研究所、東北文化学園大学に勤務。現在は政治思想・科学技術・身体運動論を論じる。1960年代末、全共闘運動高揚期に『叛乱論』にて登場。以後、80年代にいたるまで、政治思想状況にコミットしつづけた。90年代以降は、環境問題やリハビリテーションの分野でも著作活動を続ける。

著書に『叛乱の六〇年代—安保闘争と全共闘運動』(論創社、2010年)『共同体の救済と病理』(作品社、2011年)『革命の哲学』(作品社、2012年)など多数がある。


  • リアルの行方
    リアルの行方
    長崎 浩 [著]
    東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故は、それ以前にはもう戻れないというほどの衝撃を多くの人に与えた。被災者にとっては言うまでもないが、それ以外の国民もこの衝撃を逃れることはできない。そういわれた。「日本社会と文化をめぐる言説は、震災前と震災後の間で大きな楔を打ち込まれてしまった(東浩紀)」。だが…
    • A5判 上製/282頁
    • 定価 2860円(本体2,600円)
    • ISBN 978-4-87415-905-7 C0036
    • 2014年4月発行