『吾妻鏡』に見る大庭景義
著者 久保 浄慧
源義朝に仕えていたおり保元の乱に従軍し、鎮西八幡太郎為朝の矢が足に当たり負傷し、その後懐島(茅ヶ崎市円蔵)で暮らす。為朝の矢に当たって生き残ったものは景義一人と言われていた。頼朝の側近の独りとして生涯頼朝を支えてきた人物で、頼朝から懐島の地七千坪と左三つ巴紋を下附された。
浄土真宗本願寺派(西)山口県山口市松林山端坊と、萩市松林山端坊の二ケ寺は共に景政、景義の末裔の開基の寺院であった縁により、『吾妻鏡』に再々名前が登場する大庭景義を取り上げることにしたのである。
(本書「はじめに」より一部抜粋) 著者略歴
- 久保 浄慧
クボ・ジョウエ - 1945(昭和20)年生まれ
浄土真宗本願寺派 衆徒、前坊守
2006年7月、真宗教団連合カレンダー入選
「いま聞き いまうなずき いま念仏申す」
2020年、本願寺御法楽献詠歌入選
「あかね雲 光り輝き鳥は巣に 人は浄土へいざ帰りなむ」
CDアルバム「一渧」「法雨」「郡萌」「自然」「遇」「唯」「照」「願」
「久留島武彦記念館の歌」制作
2021年11月、久留島武彦記念館コンサート
2022年『教如上人と端坊明念』