愛と絶望のコリア記
地方記者が見つめ続けた韓国著者 藤井 通彦
その思いが絶望に変わる……。
彼らにとって「あるべき歴史」こそが「正しい歴史」であるとする韓国社会のナショナリズム。
「不道徳」を決して許さず、ときに陥る独善的な行為の根底にある朱子学思想。
彼らの行動原理となる独自の理屈とは。
愛着と失望を経て韓国を俯瞰した一記者の手記。
植民地支配だけではない、その理由を知る。
*巻末には「現代コリアを読み解く上で不可欠なキーワード」とその解説を掲載! 著者略歴
- 藤井 通彦
フジイ・ミチヒコ - 958年、大分市生まれ。早稲田大学政経学部卒業。
1981年、西日本新聞入社後、社会部、東京支社報道部などで勤務。
国際部釜山在住、ソウル支局長、国際部長、論説委員長などを歴任し、2016年退社
。 著書に『秋山英一聞書 韓国流通を変えた男』(西日本新聞社、2006年)がある。