はまゆう

昭和29年、福岡県直方市で起きた三人組による強盗殺人事件は、依然犯人が捕まらないままであった。祖父を殺された青木裕一郎と、父親を殺された近藤紀夫の幼なじみの二人は、犯人を捕まえるべく警察官となった。そして事件から四年後に起きた連続強盗強姦未遂事件。さらに四年後、その犯人を逮捕した紀夫と、八年前の事件とのわずかな共通点を見つけた裕一郎は、さらなる捜査を続けるが。元警察官が描く、実際の捜査現場をリアルに再現した本当の警察小説。表題作「はまゆう」、続編の「邂逅」を収録。

著者略歴
小坪 哲成
コツボ・テツナリ

はまゆう

四六判 並製/384頁
定価 1430円(本体1,300円)
ISBN 978-4-87415-782-4
C0093
2010年7月発行

キーワード:
カテゴリー: 文学・記録