明太子をつくった男

ふくや創業者・川原俊夫の人生と経営
博多土産の定番・辛子明太子は昭和24(1949)年に戦後間もない博多・中洲で誕生した。地方の一食料品店に過ぎなかった「ふくや」が生み出した明太子は、わずか65年ほどで全国の誰もが知る博多の名産品として定着した。その誕生までの試行錯誤、生みの親・川原俊夫の生きざま、そして経営哲学を社員第一号である息子が綴る。
著者略歴
川原 健
カワハラ・タケシ
株式会社ふくや取締役相談役 昭和18(1943)年7月、満州・新京生まれ。昭和37(1962)年福岡高校卒、昭和41(1966)年慶應義塾大学法学部卒。同年4月福岡相互銀行(現西日本シティ銀行)入行。同行の研修副部長を経て昭和58(1983)年12月に退職。翌年1月ふくや専務取締役、平成6(1994)年4月から代表取締役社長を務めたあと、平成21(2009)年から現職。福岡市城南区在住。
目次

味の明太子とふくやさんの魅力  株式会社明月堂 代表取締役社長 秋丸卓也
第一章 明太子づくりへの執念
博多土産の定番、辛子明太子
川原俊夫、釜山で誕生
明太子の出発点
よし、この味だ
誕生当時の味を求めてー「復刻」開発
明太子人気、一気に
特許はあえて取らず
【明太子物語】食彩都市・博多 福岡ソフトバンクホークス株式会社 取締役会長 王貞治
第二章 川原俊夫の遺言
「もうかってどうするとか」
「値段より質にこだわれ」
「卸売りはするな」
「お客様を大事にしろ」
「人づくりは人財づくり」
「強い会社、良い会社」
「明日に備えろ」
【明太子物語】ただいま親方修行中 浅香山親方(元大関・魁皇)
第三章 ふるさとへの恩返し
中洲の日蓮さん
博多祇園山笠
ふるさと中洲のまちづくり
「おかげさま」の心
明太子業界のリーダーとして
川原俊夫略年表
あとがき


明太子をつくった男

四六判 並製/224頁
定価 1320円(本体1,200円)
ISBN 978-4-87415-873-9
C0095
2013年1月発行

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カテゴリー: ビジネス・経済