話し方の話をしましょう。

思いを言葉に、言葉の力を思いに込める……。 さまざまな人とのかかわりの中で、言葉の持つ力はとても大きいということです。自分がどんな気持ちでいるか、また、相手のことを心から考えていても、思いだけでは伝わりません。言葉にしなければいけないのです。 私たちは人から与えられる言葉や、自分が発する言葉をエネルギーにして生きています。 あなたが相手に発する言葉ひとつで、相手や周りにいる人はホッとしたり、励まされたりします。まさに限りない言葉の力です。口先だけでは伝わらない、相手を思い、心と心を交わし言葉を発することが、本当の話し上手と言える人ではないでしょうか。 (本書「おわりに」より)
著者略歴
宇野 由紀子
ウノ・ユキコ
福岡県に生まれる。FM福岡にアナウンサーとして入社。3年後、フリーとなり、NHK、TYSテレビ山口、KBC九州朝日放送など、九州、沖縄、山口を中心にテレビ・ラジオのキャスター、パーソナリティー、ナレーターとして活躍。そのほか講演、エッセイ執筆など、幅広く活動。 1993年、株式会社マインドクリエイティブ設立。後輩の育成、指導に携わるほか、プロダクション業務、社員研修講師、話し方教室を主宰。著書にリスナーからの声をまとめた『ラジオの絆』(海鳥社)『宇野由起子の実践話し方教室[I love SPEECH]』などがある。
目次

はじめに
話すこと、聞くこと
 話し言葉と書き言葉
 きっかけが大事
 第一印象は六秒で決まる
 話に声はつきもの
 話し方の基本
 挨拶から始めよう
 挨拶の次は、会話を繋ぐ努力をしましょう
 語彙を豊富に、表現力を豊かにする
 話し上手と言われる人はどんな人
 聞き上手な人は、話し上手な人です
 上手な聞き方とは
みんなの前で話す
 話し始める前が勝負
 相手を見ないからあがるのです
 聴衆はカボチャには見えないけれど
 文章を丸暗記するのは失敗のもと
 どんな態度で話しますか
 話す時間が長いほど伝わらないのです
 あがる、あがらない
美しい日本語
 「ありがとう」は魔法の言葉
 「ありがとう」と「すみません」
 日本語は美しい言葉です
 あなたの敬語は大丈夫ですか
 言葉は生き物、言葉は使う側の責任です
 人間的魅力がものを言います
 最後に、「話し上手になる」を一言で言うと
おわりに


話し方の話をしましょう。

四六判 並製/184頁
定価 1650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-87415-885-2
C0036
2013年6月発行

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カテゴリー: 生活・実用