里のうた
貞刈みどり随筆集農作業の手触り……
ふるさとの風景に思いを重ねて
戦争、夫のシベリアでの抑留、戦後の困難な生活、決して平穏とばかりは言えない日々を振り返り、身近な自然の小さな営みや子や孫、曾孫への愛情を交え綴った珠玉の随筆集。 著者略歴
- 貞刈 みどり
サダカリ・ミドリ - 1930(昭和5)年、福岡県に生まれる。1970年、夫とともに筑紫児童図書館を開設。1981年、毎日ペングループ(福岡)の会員になり、1994(平成6)年、短歌誌「朔日」の会員になる。1995年、毎日新聞はがき随筆年間大賞受賞。著書に、詩画集『心のうた』(鳩舎)、『花のうた』(海鳥社)がある。聞書『私たちの百年』(海鳥社)2006年、第36回福岡市文学賞(小説部門)受賞。
- 平岡 浩
ヒラオカ・ヒロシ - 1946(昭和21)年、中国東北部(旧満州)で生まれる。福岡市立大楠小学校、福岡市立高宮中学校から当仁中学校卒業。1965年、福岡県立香椎工業高等学校卒業。1981年、日動画廊「第16回昭和会展」出品。1982年、日動画廊「第17回昭和会展」出品、また、動画郎で個展を開催。1987年、第13回日仏現代美術展出品。1990年、日動画廊「第25回昭和会展」出品。1995年、田川市美術館「第4回英展」出品。2003・2011・2015年、福岡日動画廊で個展開催。そのほか画廊や百貨店などで個展を多数開催している。