なくせじん肺

日鉄鉱業との35年の闘い
日本西端の地。長崎県北松……。 ここからじん肺根絶運動は始まった。1979年11月に提訴された日本初の石炭じん肺訴訟は、各地の原告・弁護団、支援団体と協力し、全国的な運動へと発展。2つの最高裁判例を勝ち取り、法・制度改正をも果たした。その後、舞台を石炭からトンネル、アスベストへと移し、現在、さらに大規模な運動を展開している。 35年にもおよぶ闘いが私たちに示すものは何か。
著者略歴
西日本石炭じん肺弁護団
ニシニホンセキタンジンパイベンゴダン
目次

闘いの教訓を学び、生かそう 自由法曹団団長・篠原義仁

はじめに

35年訴訟はこうして始まった

じん肺とは/日鉄じん肺訴訟の提起/闘いの広がり/一審判決から控訴審/北松じん肺訴訟に呼応して立ち上がった闘い/衝撃の高石判決
高石判決を乗り越える全国の闘い
広がるじん肺闘争/北松じん肺訴訟最高裁での闘い/東京での支援活動
じん肺運動の到達点
筑豊じん肺訴訟/筑豊じん肺訴訟各判決の概要/新たな運動の展開と発展
新たな闘いの始まり
日鉄鉱業とのさらなる闘い/株主会の運動/なくせじん肺

裁判に勝って南アフリカへ行こう!
じん肺訴訟と根絶の取り組みの歩み
日鉄鉱業関係の40の判決・決定一覧
おわりに
執筆者一覧
(一部抜粋)


なくせじん肺

A5判 並製/136頁
定価 550円(本体500円)
ISBN 978-4-87415-922-4
C0032
2014年10月発行

キーワード:
カテゴリー: 社会