筑豊じん肺訴訟

国とは何かを問うた18年4ヶ月

国とは一体何なのか職業病に対して始めて国の行政責任を認めた筑豊じん肺訴訟最高裁判決。これは、その後の裁判の流れを変える大きな転換点となった。そこに至るまでの戦略、実践、挫折、そして残された課題。炭坑労働者やその妻たちと共に闘った日々を振り返り、いま改めて問う-。

著者略歴
小宮 学
コミヤ・マナブ
1995年生まれ。関西学院大学卒業後、筑豊じん肺訴訟が提訴された1985年4月に弁護士登録。現在、弁護士法人いいづか小宮法律事務所所属。弁護士登録以来現在まで、長崎じん肺訴訟、全国トンネルじん肺根絶訴訟、西日本石炭じん肺訴訟など、多くのじん肺裁判にかかわる。筑豊じん肺訴訟では、1991年より弁護団事務局長として、訴訟にすべてのエネルギーを注ぎ、勝利の牽引役を果たした。福岡県立大学監事。

筑豊じん肺訴訟

四六判 上製/238頁
定価 1650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-87415-670-4
C0095
2008年4月発行

キーワード:
カテゴリー: 社会