日本精神

日台を結ぶ目に見えない絆
巨人となった中国、発展する東南アジア、揺れるアメリカなどの国際情勢の中で、日本と台湾が何を拠り所に生きるべきかを示唆する。

本書で取り上げている台湾の近代化に貢献した人々に共通することは、日本精神を体現した人物ということです。その日本精神は今でも台湾に息づいています。台湾と日本、両国民が持ち合わせているこの日本精神こそが、両国を結ぶ目に見えない強い絆であるといえるのではないでしょうか。
日本人が日本精神を失わない限り、日本は世界のリーダーとして発展していくことができると私は信じています。日本の方々には是非、日本精神つまり、武士道を取り戻して欲しい。そして日本にも台湾にも、この日本精神が脈々と継承され、そしてお互いがますます輝いてもらいたい。日本精神という絆で結ばれた日台がこれからも切磋琢磨し、一層緊密な友好関係を築いていけるようにと、強く願ってやみません。 (第3章「日本と台湾の心のつながり」より)
著者略歴
戎 義俊
エビス・ヨシトシ
 1953年台湾台北市生まれ。私立輔仁大学日本語学科卒業、慶応義塾大学法学研究所、平成国際大学法学研究所修士課程終了(修士論文「イギリス首相サッチャー夫人の外交政策」)。  1979年から1983年まで台湾財政部税関に勤務。1983年台湾外交部に入省、駐日代表處(大使館)総務部次長、査証部部長を歴任し、1998年から台湾総統・副総統の日本語通訳を務める。2009年から2011年まで総統府国家安全会議主任研究員として「台日投資協定」締結を支えた。2012年駐日代表處顧問(参事官)に就任、その後2013年4月から台北駐福岡経済文化辦事處長(総領事)として、台日の友好関係発展に尽力している。

日本精神

四六判 並製/232頁
定価 1760円(本体1,600円)
ISBN 978-4-86656-029-8
C0095
2018年6月発行

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カテゴリー: 文学・記録