新版
原爆遺構 長崎の記憶
あの日、長崎の街に何が起きたのか。残された傷跡を訪ね、戦争を追体験する。「この地を踏む人たちはエキゾチックな洋館群に目を向け、華やかな南国・長崎にひたる。しかし、長崎にはまた、苛酷なキリシタン弾圧や原爆の歴史が刻印されている。本書は、原爆にまつわる街の歴史を、被爆時にあった建物や樹木などの調査を通してまとめた。紹介した遺構は約110。滅失した遺構も可能な限り拾い、保存運動の歴史にも触れた。未曾有の体験・原爆を肉声で伝えるため、それぞれの遺構紹介の中に、被爆者の体験(記憶)を盛り込むよう努めた。この街を歩く人に、これからを生きる人たちに、人類への警告・原爆がもたらした破壊の諸相が伝わるよう願ってやまない。」(「はじめに」より)
著者略歴- 長崎の原爆遺構を記録する会
ナガサキノゲンバクイコウヲキロクスルカイ