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  • ひとすじの光
    ひとすじの光
    髙山 八郎 [著]
    昭和19年、国民学校4年生の稔は、父を亡くし、母・妹と福岡市から立石村へと疎開する。慣れない田舎の生活と学校でのいじめに苦しむなか、やがて起こる大刀洗空襲……。昭和20年3月27日、アメリカ軍の誤爆により朝倉郡立石村立石国民学校に通う児童31名の命が奪われた「頓田の森」の悲劇。この時に6名の友を失い…
    • 四六判 上製/186頁
    • 定価 1000円(本体909円)
    • ISBN 978-4-86656-147-9 C0093
    • 2023年6月発行
  • 落葉して根に帰る
    落葉して根に帰る
    長谷川 忠雄 [著]
    時代に翻弄された苛酷な庶民の歴史が、驚くべき記憶力と少年のナイーブな視線によって捉えられている。「歴史を軽んずるものは将来を誤る」。著者の生涯をかけた批判は戦争に傾斜する安倍政権へ真っ直ぐに向かっている。 鎌田慧(ルポライター)
    • A5判 並製/228頁
    • 定価 1980円(本体1800円)
    • ISBN 978-4-86656-038-0 C0095
    • 2018年10月発行
  • じいちゃんの青春
    じいちゃんの青春
    秋月 枝利子 [著]
    戦争の時代をどう生きたのか。 第二次世界大戦が終わる1年前に召集、中国へ。ただただ歩く、歩く。疲労と飢えで次々と亡くなっていく同期兵たち。ひたすら逃げ回る戦争、敗戦。戦後の混乱の中でひたすら生きてきた90歳がいま、思うこと。娘が孫世代におくる聞き書き。 「じいちゃん」こと秋月定良は私の父…
    • 四六判 並製/202頁
    • 定価 1540円(本体1400円)
    • ISBN 978-4-87415-913-2 C0095
    • 2014年7月発行
  • そして、生きた
    そして、生きた
    小島 正一 [著]
    ガダルカナル島からインパール作戦へ。昭和17年9月、ガダルカナル島奪還のため敵前上陸するも、右足を負傷。病に倒れた初年兵を連れ、敵の攻撃をかいくぐりながら、飢えの島から奇跡的に生還。しかし、次の戦場であるインパール、コヒマへの進撃命令が下される。ビルマ最大の河・イラワジ河での追撃阻止戦で両足を負傷。…
    • A5判 並製/256頁
    • 定価 1760円(本体1600円)
    • ISBN 978-4-87415-822-7 C0095
    • 2011年8月発行
  • 鳳凰木の花散りぬ
    鳳凰木の花散りぬ
    今林 作夫 [著]
    一年半振りに降り立った台南駅はさすがに懐かしく、それでいて何となくよそよそしかったことを覚えている。私たちは駅前で俥を二台拾うと、母の俥を先導に一路我が家へと向かった。麻の九時頃だったと思う。鋪装されている駅前広場はしっとり濡れていた。そして広場のど真ん中のガジュマルの木も、その雨にすっかり洗われて…
    • A5判 並製/280頁
    • 定価 1980円(本体1800円)
    • ISBN 978-4-87415-811-1 C0095
    • 2011年3月発行
  • 地雷原の子どもたちと共に
    地雷原の子どもたちと共に
    大谷 賢二 [著]
    対人地雷は敵を殺す事よりも、怪我をさせることを目的とした残虐性。一度埋められた地雷は地表から分からない上、半永久的に動作し続けるという残存性。兵士・民間人、大人・子供、男女の区別無く攻撃する無差別性から「悪魔の兵器」と呼ばれている。アジアで最も地雷被害の多い国、カンボジア。国内に埋設されている地雷の…
    • 四六判 並製/230頁
    • 定価 1650円(本体1500円)
    • ISBN 978-4-87415-800-5 C0036
    • 2011年5月発行
  • 福岡の戦争遺跡を歩く
    福岡の戦争遺跡を歩く
    川口 勝彦 [著]   須藤 卓茂 [著]
    昭和20(1945年)6月19日夜、アメリカ軍による空襲は2時間ほど続いた。この無差別な空襲による死者・行方不明者は1000人超、被災者は6万人を超えた。福岡大空襲だ。奈良屋・冷泉・大浜。簀子校区の被害は特に激しく、死傷者の9割はこの地区。そして、この辺り一帯は焼け野原と化した。ほんの60数年前の出…
    • A5判 並製/130頁
    • 定価 1100円(本体1000円)
    • ISBN 978-4-87415-786-2 C0036
    • 2010年9月発行
  • あの虹の彼方に
    あの虹の彼方に
    杉 富幸 [著]
    夫を、父親を、戦争に奪われた 農民一家の苦闘と、父の姿を求め、苦悶する姿を描く自伝的物語。2カ月の結婚生活で、夫は召集、ノモンハンの戦場に倒れる。筑後平野を舞台に、戦争の時代を、懸命に生きた人々の魂の叫び。「私の運命を翻弄した戦争。家庭を崩壊してしまった戦争。戦争によって奪われた父親を慕い、叶わぬ「…
    • A5判 並製/252頁
    • 定価 1650円(本体1500円)
    • ISBN 978-4-87415-744-2 C0093
    • 2010年4月発行
  • 沖縄軽便鉄道
    沖縄軽便鉄道
    松崎 洋作 [画]   ゆたか はじめ [著]
    よみがえる懐かしのケイビン戦前の沖縄を走っていた沖縄軽便鉄道。与那原線・嘉手納線・糸満線の各駅33景をはじめ41枚のイラストで再現★金城功氏「沖縄鉄道概史」付
    • B5判 並製/94頁
    • 定価 1870円(本体1700円)
    • ISBN 978-4-87415-741-1 C0071
    • 2009年8月発行
  • 私たちの百年
    私たちの百年
    貞刈 惣一郎 [語り]   貞刈 みどり [文]
    ここに歴史がある。教師になる夢-。造船所で働きながら学校を卒業し上京。小学校の代用教員となった矢先の召集令状。満州、そしてシベリアでの強制労働。復員後、僻地校に赴任。私たちの大正、昭和、平成。その生き方に、日本人の最良の部分を見る。★第37回福岡市文学賞(小説部門)受賞作品
    • A5判 上製/193頁
    • 定価 1870円(本体1700円)
    • ISBN 978-4-87415-592-9 C0095
    • 2006年6月発行