城山陥落
西郷死して光芒を増す著者 伊牟田 比呂多
「勝てば官軍」史観を問い直す。西郷悲運の死は、維新国家にどのような波紋を広げていったのか。藤田組疑獄事件、大津事件などに露呈する明治政府内の派閥権力抗争。その内実を人事記録など客観的資料に求め、非情な権力変遷史の真相に迫る。
著者略歴- 伊牟田 比呂多
イムタ・ヒロタ - 公務員、社会福祉事業団理事長を経て執筆生活へ入る。西郷南洲顕彰会専門委員、鹿児島県史談会会長、明治維新史学会会員、歴史研究会会員主な著書に『幕府挑発 江戸薩摩藩邸浪士隊』『征韓論政変の謎』『城山陥落 西郷死して光芒を増す』(いずれも海鳥社刊)