鍋島治茂の政治

佐賀学ブックレット10
幕末の名君・鍋島直正が治世の手本とした祖父・治茂。赤字財政の改善に取り組み、人材育成のために藩校・弘道館を創設、さらに六府方などの藩の組織改革にも務めた治茂の治世は、幕末の雄藩「佐賀藩」の礎となった。
本書では、鍋島治茂の生涯を概観。とくに佐賀藩主時代の政策を検討し、佐賀藩政史における治茂の治世を再検討する。
著者略歴
伊藤 昭弘
イトウ・アキヒロ
1971年生まれ。佐賀大学地域学歴史文化研究センター准教授。副センター長。(佐賀大学「交流」プロジェクト代表)
【主要業績】
『藩財政再考――藩財政・領外銀主・地域経済』(清文堂、2014年)
「近世後期の藩領国における資本循環構造と藩財政」(『歴史学研究』885、2011年)
『古文書にみる鍋島直正の藩財政改革』(佐賀大学地域学歴史文化研究センター、2015年)

鍋島治茂の政治

A5判 並製/100頁
定価 1320円(本体1,200円)
ISBN 978-4-86656-142-4
C0021
2023年3月発行

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カテゴリー: 歴史・民俗