手伝ってください
著者 有地 紀美子
婚してともに歩んだ半世紀は、あんなこと、こんなことと山ほどの思い出が浮かんできます。一度限りの人生をあなたといっしょに歩んできてよかったとしみじみ思っています。幸せでした。いえ、今も幸せなのです。寂しさから一歩でも踏み出したいと願って、詠みはじめた拙い短歌をエッセイに添えて、天国のあなたへ感謝を込めて贈ります。私の最後の手紙と思って読んでください。(「はじめに」より)亡き夫への思いを短歌とともに綴った妻からの最後の手紙。併載有地亨(九州大学名誉教授)「西日本新聞」連載記事「夫と妻の風景」「親と子の風景」
著者略歴- 有地 紀美子
アリチ・キミコ