うしろ姿のしぐれてゆくか

山頭火と近木圭之介

風、狂気匂う背-黎々火。酒と句作と放浪に生きた山頭火。彼を支えてきた友人たちは「彼には何かをしてあげたくなる」と言う。「山頭火のうしろ姿」を撮影した、最も親しかった近木圭之介(黎々火)が、山頭火の実像と魅力を語る。

著者略歴
桟 比呂子
カケハシ・ヒロコ
北九州市生まれ。劇作家。主な著書に『化石の街 カネミ油症事件』『男たちの遺書 山野炭鉱ガス爆発事件』(共に労働経済社),『メダリスト』(毎日新聞社),『うしろ姿のしぐれてゆくか 山頭火と近木圭之介』『求菩提山 私の修験ロード』『やさしい昭和の時間 劇作家伊馬春部』『評伝月形潔 北海道を拓いた福岡藩士』(以上海鳥社)など多数。

うしろ姿のしぐれてゆくか

四六判 並製/240頁
定価 1870円(本体1,700円)
ISBN 978-4-87415-442-7
C0095
2003年6月発行

キーワード:
カテゴリー: 詩・短歌・俳句