やさしい昭和の時間

劇作家・伊馬春部

戦後の不安と混乱のなか、やさしさとユーモアで希望を届けた昭和のラジオ。劇場「ムーラン・ルージュ新宿座」にはじまり、テレビ草創期、戦後のラジオドラマにエポックをもたらした放送作家。折口信夫を生涯の師とし、井伏鱒二に導かれ、太宰治の「貴重な友人」であった・伊馬春部、その仕事と軌跡。

著者略歴
桟 比呂子
カケハシ・ヒロコ
北九州市生まれ。劇作家。主な著書に『化石の街 カネミ油症事件』『男たちの遺書 山野炭鉱ガス爆発事件』(共に労働経済社),『メダリスト』(毎日新聞社),『うしろ姿のしぐれてゆくか 山頭火と近木圭之介』『求菩提山 私の修験ロード』『やさしい昭和の時間 劇作家伊馬春部』『評伝月形潔 北海道を拓いた福岡藩士』(以上海鳥社)など多数。

やさしい昭和の時間

四六判 並製/250頁
定価 1650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-87415-698-8
C0095
2008年10月発行

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カテゴリー: 文学・記録