示車 右甫

ジシャ・ユウホ

1931(昭和6)年,福岡県に生まれる
1950(昭和25)年,福岡市立博多工業高校卒業
2004(平成16)年,東福岡信用組合退職
【著書】
『断食者崩壊』(1967年,福岡市民芸術祭賞・小説部門の一席)
『天草回廊記』(上・下,文芸社,2006・08年)
『対馬往還記』(海鳥社,2009年)
『天草回廊記 志岐麟泉』(海鳥社,2010年)
『天草回廊記 隠れキリシタン』(海鳥社,2012年)
『廃仏毀釈異聞』(海鳥社,2014年)
『天草興亡記』(海鳥社,2015年)
『瀬戸焼磁祖 加藤民吉、天草を往く』(花乱社,2015年)
『天主堂二人の工匠 小山秀之進と鉄川与助』(海鳥社,2016年)
『破壊僧親鸞 中活字本』(櫂歌書房,2019年)
『日朝交隣外交史ノート』(花乱社,2019年)


  • 維新の魁 筑前勤王党
    維新の魁 筑前勤王党
    示車 右甫 [著]
    薩長土肥の陰に、この国の未来を切り開く魁たらんとした筑前藩士たちの姿があった―。 筑前藩は決して維新に無気力な藩ではなかった。薩摩・長州と連携し、第一次長州征伐では長州周旋と即時解兵に尽力。五卿の太宰府遷座を実現し、薩長同盟の端緒を切り開くなど、薩摩・長州・土佐・肥前のなどの諸藩とともに、維新史に…
    • A5判 上製/368頁
    • 定価 2420円(本体2,200円)
    • ISBN 978-4-86656-065-6 C0093
    • 2020年2月発行
  • 天主堂二人の工匠
    天主堂二人の工匠
    示車 右甫 [著]
    天主堂を手がけた二人の建築家の生涯に迫る 大浦天主堂やグラバー邸を建設し、高島炭坑や端島の開発にも関わった小山秀之進。青砂ヶ浦教会をはじめ、浦上天主堂など、多くの天主堂を手がけた鉄川与助。日本の文化遺産に大きな足跡を残した二人の生涯を描く歴史小説。
    • 四六判 上製/280頁
    • 定価 1980円(本体1,800円)
    • ISBN 978-4-87415-990-3 C0093
    • 2016年12月発行
  • 天草興亡記
    天草興亡記
    示車 右甫 [著]
    五人の国人衆たちは、ときに権力者と結び、ときに反抗しながら命をつないできた。時代の波に翻弄されながらも、一族の存亡を賭けて戦った国人領主たちを中心に、古代から関ヶ原合戦後まで、天草約900年の歴史を総覧する。
    • 四六判 並製/240頁
    • 定価 1650円(本体1,500円)
    • ISBN 978-4-87415-935-4 C0021
    • 2015年3月発行
  • 廃仏毀釈異聞
    廃仏毀釈異聞
    示車 右甫 [著]
    キリシタン禁圧の持続、隠れキリシタンの顕現。国家神道への道と「神仏判然令」。矛盾と錯綜に満ちた明治政府の宗教政策に翻弄される人々を描く。
    • A5判 上製/360頁
    • 定価 2420円(本体2,200円)
    • ISBN 978-4-87415-903-3 C0093
    • 2014年4月発行
  • 隠れキリシタン
    隠れキリシタン
    示車 右甫 [著]
    天草の乱以後のキリスト教徒たちの姿を探る。天草の乱の約100年後の文化年間、大江村2132人。崎津村1710人。今富村1047人、高浜村316人の隠れ切支丹が発覚。幕府、島原藩はこの取り締まりに苦慮。四カ村5千人あまりの信者を「隠れキリシタン」として処罰することをためらい、「心得違い」として扱うのだ…
    • 四六判 上製/442頁
    • 定価 2200円(本体2,000円)
    • ISBN 978-4-87415-849-4 C0093
    • 2012年5月発行