伊藤 昭弘
イトウ・アキヒロ
1971年生まれ。佐賀大学地域学歴史文化研究センター准教授。副センター長。(佐賀大学「交流」プロジェクト代表)
【主要業績】
『藩財政再考――藩財政・領外銀主・地域経済』(清文堂、2014年)
「近世後期の藩領国における資本循環構造と藩財政」(『歴史学研究』885、2011年)
『古文書にみる鍋島直正の藩財政改革』(佐賀大学地域学歴史文化研究センター、2015年)
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鍋島治茂の政治
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伊藤 昭弘 [著]
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幕末の名君・鍋島直正が治世の手本とした祖父・治茂。赤字財政の改善に取り組み、人材育成のために藩校・弘道館を創設、さらに六府方などの藩の組織改革にも務めた治茂の治世は、幕末の雄藩「佐賀藩」の礎となった。
本書では、鍋島治茂の生涯を概観。とくに佐賀藩主時代の政策を検討し、佐賀藩政史における治茂の治世を…
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- A5判 並製/100頁
- 定価 1320円(本体1,200円)
- ISBN 978-4-86656-142-4 C0021
- 2023年3月発行
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青年藩主 鍋島直正
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伊藤 昭弘 [著]
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弱冠17歳で藩主の座に就き、ただちに藩政改革に着手。迫り来る欧米列強に備えるため軍備を増強したほか、西洋の科学技術を熱心に導入し、佐賀藩を幕末の雄藩に成長させた第10代佐賀藩主鍋島直正。藩主就任当初からつきまとう、この「改革者」のイメージは果たして真実なのか。
本書では、「請御意」「鍋島夏雲内密手…
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- A5判 並製/102頁
- 定価 1100円(本体1,000円)
- ISBN 978-4-86656-066-3 C0021
- 2020年3月発行
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佐賀学Ⅲ
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伊藤 昭弘 [編]
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佐賀は世界の窓口だった。中近世における中国・西洋の文化の受容と交流。
中世、松浦党の拠点はどう築かれたか。近世の日中交流はいかに行われたか。幕末期、鉄砲や医療などの新技術への対応はどうしたのか。近代、海外への飛躍や郷土意識はいかに形成されたのか。海外文化の窓口であった佐賀と佐賀人を論ず。
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- A5判 上製/316頁
- 定価 3300円(本体3,000円)
- ISBN 978-4-86656-001-4 C0021
- 2017年3月発行