美しき九州
「大正広重」吉田初三郎の世界編 益田 啓一郎
壮大で優美な九州のパノラマ展覧会。大正・昭和初期の観光黎明期、徹底した現地踏査と写生により、未開の景勝美を鳥瞰図に描き込んだ絵師・吉田初三郎。大胆なデフォルメや遊び心にあふれた独自の作風で観光の楽しさをダイナミックに表現。観光地、都市、温泉、神社、鉄道、港、国立公…。まちなみ観光の原点。
著者略歴- 益田 啓一郎
マスダ・ケイイチロウ - 昭和41年大分県生まれ。九州デザイナー学院卒業。合資会社アソシエ運営の傍ら、アンティーク絵葉書研究や近代写真資料の掘り起こしをライフワークとする。また、福岡・冷泉地区自治連合会記録係として「冷泉のあゆみ?まちづくり戦後史」を執筆編纂。同誌のWEB版は第14回マイタウンマップ・コンクールにおいて優秀賞を受賞した。地域近代世相史の取材編纂や博物館等の企画展示も手がける。著書に「ふくおか絵葉書浪漫」「美しき九州?『大正広重』吉田初三郎の世界」(いずれも海鳥社)などがある。博多カレンダー委員会委員、日本絵葉書会九州支部幹事、日本国際地理学会会員、福岡市西区まるごと博物館推進会会員。