我が心の博多、そして西鉄ライオンズ
著者 岡田 潔
人と街が温もりに満ちていた昭和30年代。小汚い映画館でスターを夢見るお兄さん。気高く生きる色町のお姐さん。豪快に戦う野武士軍団と、彼らに憧れ、デコボコの広場で白球を追う少年たち。博多育ちの演劇プロデューサーが、人が人らしく生きた時代を縦横無尽に語り尽くす。
- 立ち読み
- 我が心の博多
著者略歴
- 岡田 潔
オカダ・キヨシ - 1946年、博多生まれ。福岡工業高校、明治大学卒業後、演劇群「走狗」にて演劇活動。その後10年間、世界を放浪。スペインに魅せられ3年間居住。帰国後、演劇企画制作会社トム・プロジェクトを立ち上げ、17年間に65本の創作劇をプロデュースし日本・世界各地で公演。2008年度には、第43回紀伊國屋演劇賞団体賞を受賞。著書に『変わるな! スペイン』(雀社、1991年)。趣味は、人間観察、ジャズなど多数。極真空手の黒帯でもある。
純情編
博多キネマのトモちゃん/川端ぜんざい/旧博多駅前物語/ガラの広っぱ/キネマの攪乱/球友/能古島のコスモス/夢は夜ひらく/屋台/平和台への坂道/北九州エレジー/東中洲
激情編
ライオンズ指定席/球場は劇場/宝劇場/末広長屋/さらば、博多
あとがき