コラム◎ 大濠の季節 補遺 勝瀨志保
啓蟄 けいちつ 3月5日
昆虫の話題はないかと目を懲らすも、まだおおっぴらには現れない。なので『大濠の季節』に掲載した事項で、お詫びして訂正しなければならないことを先にしたい。実は写真のカルガモをオカヨシガモと説明してしまっている。今年は大濠に暮らす野鳥をもっとしっかり学ぼうと、日本野鳥の会福岡が月一回、第二土曜日午前中に主催する大濠の探鳥会に参加し始めた。そこで堀謙治さんに、また大濠と城址でもっぱら野鳥の写真を撮する高木史郎さんに、相前後して「まちがってるよ」と指摘を受けた。
こちらがカルガモで、下のがオカヨシガモ。カルガモは雄雌が同じような色彩だけど、オカヨシガモは真ん中が雄で前後が雌なのだが、ごらんの通り雄と雌がかなり異なる。やはり私は野鳥にずいぶんと弱いということを暴露。高木さんはすでにこの地域で六十一種類の野鳥を撮影したという。そしてもっと詳しいご夫妻の言によれば、百種は下らないとか。「だったら、これからだ!」とワクワクし出し始める。