市=世界の交換、渚=寄り来る神、峠=交通と自閉。南海の島から脊梁の山へ - 。「境界」の地にはらまれた時空を自在に駆けめぐり、コスモロジー論の手法によって鮮やかに読み解かれた列島基層社会の豊かなるメッセージ。