歴女・鉄男と訪ねる 門司と海峡

明治22年、門司港が特別輸出港に指定され、九州鉄道が開通すると、日本有数の貿易港として繁栄した町・門司。出光佐三や佐藤栄作、林芙美子、松本清張らが駆け抜けた桟橋通り、華やかな内本町界隈の賑わい。金融・商社が建ち並ぶ本町の通り。鈴木商店が経営する先進的な大里の倉庫群。活気に満ちた海岸通りの倉庫群。当時の面影を残すレトロ門司の激動の時代を振り返る。
著者略歴
佐々木 いさお
ササキ・イサオ
1944年、北九州市生まれ。立命館大学理工学部卒業後、鈴木シャッター入社。執行役員、技術本部長、品質保証部長を歴任。現在、不動産賃貸業を自営。
目次

はじめに
1.昔は塩田だった東本町が輝いた日
2.出光興産発祥の地・東本町と門司創業企業
3.高橋是清と日銀西部支店
4.門司を吹き荒れた米騒動
5.桟橋通り交差点は波瀾万丈
6.九州鉄道初代機関車の運命は謎ばかり
7.トロッコ列車は筑豊鉄道網・鹿児島本線北端
8.真実は謎の門司港駅舎
9.内本町界隈の賑わいと空襲
10.二十一世紀の門司港駅名物はアジアン駅弁か
11.昭和三十二年、門司港駅プラットフォームの記憶
12.関門連絡船のノスタルジアと海峡の哀しみ
13.金子みすゞの悲しみと林芙美子の冒険旅行
14.海峡の町にも謎の花街があった
15.関門は龍馬・お龍と武蔵・小次郎の残影海峡
(一部抜粋)


歴女・鉄男と訪ねる 門司と海峡

A4判 並製/228頁
定価 2200円(本体2,000円)
ISBN 978-4-87415-879-1
C0095
2013年3月発行

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カテゴリー: 歴史・民俗