福岡市文学館選書2
中野秀人作品集
著者 中野 秀人
- 中野 秀人
ナカノ・ヒデト - 1898年5月17日福岡市西区(現・中央区今川)生。1920年「第四階級の文学」でいち早く労働者文学を定義して名を知らせる。22年朝日新聞の記者となり(のち退社)、同年より「詩聖」に詩評を連載して既成詩壇を縦横に批判し、萩原朔太郎とも論争を繰り広げた。戦時下にも「エクリバン」を発行したり、花田清輝と<文化再出発の会>を組織したりして、旺盛な活動を継続する。戦後は<新日本文学会>に所属、「新日本文学」等にもサークル詩評を連載して、労働者文学との併走を続けた。1966年5月13日逝去。中野正剛は実兄