連帯綾取り
博多と福岡を路面電車で繋いだ男たち著者 三浦 隆之
この一大事業を率いたのが、渡辺与八郎と松永安左衛門。
個性も手法も対照的な二人が、いかにして人々の連帯を勝ち取り、福博の町を一新したのか。
彼らと交流があった祖父のこと、自身の思い出を交えながら、
明治末の「福博ビッグバン」を生き生きと描く。 著者略歴
- 三浦 隆之
ミウラ・タカユキ - 福岡大学名誉教授。1970年、経営学修士(神戸商科大学)。1977~78年、ハーバード大学経営大学院に福岡大学在外研究員として留学。1981~83年、ペンシルバニア大学経済学部に社会科学国際フェロー(新渡戸稲造フェロー)として留学。フィリピンのデ・ラサール大学にて「日本経営論」を講義(国際交流基金による派遣)。2004~05年、ケンブリッジ大学経済学部に福岡大学海外研修員として留学。
第1章 安左衛門、立ち上がる
第2章 福博の歴史的風景
第3章 与八郎の都市開発スタート
第4章 福博の継ぎ目
第5章 新街区形成への布石
第6章 初期路線の決定
第7章 楊ケ池の相撲大会
第8章 福博電車の開通
第9章 博軌電車の開通
第10章 新しい時代に向かって