長年、海事史研究に携わってきた著者が、浦の制度と暮らし、五ケ浦廻船を中心とする商業活動、孫七を始めとする漂流・遭難者の足跡、朝鮮通信使と長崎警備など、日本史上に重要な役割を果たした近世福岡の浦の実像を描く