遙かな言道、そして師友の生、自己の余生。1898年、佐佐木信綱による『草径集』発見まで忘れさられていた博多生まれの大歌人大隈言道。師と仰ぐ人々の生に自己を重ねて綴った、「言道発掘」の20年。近事雑詠を併録。