海鳥ブックス 25
長崎が出会った近代中国
著者 横山 宏章
出島と唐人屋敷が築かれた開港地、長崎。一八八六(明治十九)年、長崎に上陸した清国艦隊の水兵と日本の警察官が衝突。市民を含め、八十名の死傷者を出す。孫文、黄興、柏文蔚、李烈鈞、さらに蒋介石などの中国革命派が次々に訪れた長崎。日本人の教養を支えていた中国。その混乱を、日本人はどう捉えたのか。日本人の中国観は、どう変ったのか。近代中国を長崎は、どう迎えたのか。
著者略歴- 横山 宏章
ヨコヤマ・ヒロアキ