記紀と推計

用明~孝徳紀の年間無記録月の統計によれば、皇極元・2年はその数が急に減少し、0と1になっている。この確率を求めると、ほとんど0に近く、この事象が起こり得ないことが分かる。従って、皇極紀の蘇我氏の専横記事は作為されていると考えられ、更に大化改新は草壁皇子即位時の大化年号を転用していることから、弟日大王天智による兄天大王の王権簒奪を大化改新にすり替えていることが分かる。---本書より

著者略歴
吉田 舜
ヨシダ・シュン

記紀と推計

A5判 並製/198頁
定価 1760円(本体1,600円)
ISBN 978-4-87415-603-2
C0021
2007年1月発行

キーワード:
カテゴリー: 歴史・民俗