今まさになすべきこと
はかた南無の会 辻説法20年著者 松原 泰道
百歳にして語りつづける南無のこころ。仏の智慧を活かし、人生百歳時代を生きぬくための「こころのあり方」指南。赤ちゃんも、ちょっと見ない間に、ぐんぐんと大きくなる。それを忘れてしまって、若い人が亡くなることだけが無常だと言うけれども、成長していくということも無常です。私はキザだけれども、「現在進行形」世界観と言っています。英語の動詞に現在進行形というのがあるでしょう。それと同じように、物事を進行形でingをつけてみることです。遅い早いはあるけれども、物事はすべてingの姿で動いているのです。だから瞬きをする間になくなっているところのものをよく観察をしていくがよい、と釈尊は言われているのです。「今」、「ここ」、「自分」の三位一体をよく観察していきなさい、自分というものをよく見つめていきなさいということです。(本書より)
著者略歴- 松原 泰道
マツバラ・タイドウ