福岡の名刹・古刹55ヶ寺

古代より中国や朝鮮半島の窓口となる港を持っていた福岡は、実は名刹・古刹が多い。 遣唐使として中国に渡り真言密教を継承してきた空海が、日本に帰国後、すぐには都に向かわず博多に滞在して建てた東長寺をはじめ、日本初の禅寺や最澄が結んだ庵など、知れば驚くような由緒を持つ寺院が多数存在する。仏教伝来当時から続く寺や、近年、仏教伝来の時期よりも古い開創とされる文書が発見された寺など、歴史的・文化的価値の高い寺院の多さは京都・奈良に次ぐと筆者は語る。そのなかから、「寺歴1000年以上の寺」は原則として全てと、「鎌倉時代開創の寺」「安国寺」「藩主菩提寺」「国分寺」ほか特色ある寺院を厳選して計55ヶ寺を掲載。 寺宝や文化財、由緒の解説に加え、各寺院までのアクセスや年間行事、ご詠歌なども紹介。
著者略歴
西原 そめ子
ニシハラ・ソメコ
昭和11(1936)年,大阪生まれ。昭和34年,福岡女子大学家政科卒業。昭和34~平成20年,福岡女子大学ほか複数校で非常勤講師を務める。これまで参詣した寺院は国内1000余カ寺。海外の寺院にも足をのばす寺めぐりのエキスパート。著書『筑前の寺めぐり』『筑後の寺めぐり』『北九州の寺めぐり』『新篠栗八十八ヶ所霊場めぐり』『満州まぼろし』『百八観音霊場ガイド』(以上すべて西日本新聞社)他多数
目次

一、南岳山東長密寺
二、安国山聖福寺
三、瑞松山圓覚寺
四、金松山西光寺……など55項目


福岡の名刹・古刹55ヶ寺

A5判 並製/188頁
定価 1980円(本体1,800円)
ISBN 978-4-86656-083-0
C0021
2020年9月発行

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カテゴリー: 歴史・民俗