我が文学の師 杉山参緑
著者 日髙 三郎
生涯独身を貫き、生涯親元の側を離れず、定職に就くことなく詩を職業と公言していましたが、ふところが原稿料で潤うことはほとんどなかったようです。それでも、詩を書き続けたのは十字架のイエスとひそかな「約束」があったのです。その約束を立派に果たして逝かれたのです。(本書「あとがき」より) 著者略歴
- 日髙 三郎
ヒダカ・サブロウ - 昭和21年、宮崎県宮崎市に生まれる。九州大学卒。福岡市在住。
Ⅰ 生活亡命者
Ⅱ 出会い
Ⅲ 参緑の家
Ⅳ 学生たち
Ⅴ 生命科学研究と文学
Ⅵ 茶川影之介の詩
Ⅶ おおらかな羊の魂
Ⅷ 神話、機械論と生命派
Ⅸ 詩集『種蒔く人々』
Ⅹ 約束を果たす
Ⅺ 久作の小説と参緑
あとがき