あいりんは天使になって今も

ベリーダンサーとしてステージに立ち,メイクアップ・アーティストを目指していた娘の愛子(あいりん)が,31歳で腎臓がんを発症。手術後転移をくり返しながらも,いつも弾ける笑顔でいっぱいだった。あらゆる手を尽くした1年半の闘病生活を経て,天使になった愛子。その「今を生きる」力強さと,太陽のような笑顔の魅力を,カメラマンである父親が撮影した写真と共に綴る。
著者略歴
熊本 広志
クマモト・ヒロシ
「地元再発見の旅」をテーマに九州各地を撮影する傍らアジア各国を巡る。著書に『九州の滝』、『九州の巨樹』、『発見! 九州の滝』の「100の絶景」シリーズ3部作、(2007〜12年)、『絶景九州 今すぐ行きたい100名所』(2013年、いずれも海鳥社)がある。現在、九州内外を問わず精力的に取材、撮影中。
目次

宣告の瞬間 そして突然の質問/大手術を乗り越えた/入院日記/退院の日/2回目の検診 意味深な一言…… /再出発の旅/リゾートの朝/運命の日/父の日 最後になるなんて/セカンドオピニオン/期待のオプジーボ開始/初めまして あいりん!/打ち砕かれた祈りと期待/わずか3日後 2度目の宣告/病院から病院へ /フェイスブックで告白/踊れない 最後のステージ/「先生 もう慣れました……」 /大学病院で10例もない悪性がん/「ラストクリスマスか……」悲しい独り言 /想い出の家族写真 そして救急搬送/早すぎる余命宣告 /主治医からの宣告を断る/「さあ、お家に帰ろう」 空しい退院/復帰したら筋トレやりたい!/切ないプレゼント/桜満開 晴天の日/最期の判断 そして/悲しい片道切符/友情の人の波/サ ク ラ ニ シ ス/天使になって踊っていたよ……きっと……


あいりんは天使になって今も

A5判 並製/314頁
定価 2420円(本体2,200円)
ISBN 978-4-86656-067-0
C0095
2020年3月発行

キーワード:
カテゴリー: 文学・記録