著者は福岡県朝倉郡三輪町在住の開業医。 進行性の食道ガンが判明し、手術、闘病ののち、一時は仕事に復帰するも1年後に肺に転移。 本書には、著者が医師として現在進行している病を見つめ、遠からぬ自らの死をしっかりと見据えながら、決して劇的にならず平明に、また冷静に最期を受け止めようとする姿と、心の揺れが率直に記されている。