独り身となって襲ってくる生活上のあれこれを、一つ一つ乗り越えていった時、「何とかなるものだ」と心底思う。-山や植物との付き合い、乗馬や旅、我が家の犬たち、そして30年描いてきた絵のことなど、七十路を迎えて漸く向かい合うことのできる私を瑞々しい筆致で綴ったエッセイ集。