福岡の町の発展とともに。1954年、天神の一角に天を突くように現れた西日本ビル。それは、福岡財界の期待を一身に担ったテナントビルであり、町の復活の象徴でもあった。開業までの道のり、そして、その後の町の発展。終戦直後から現在まで町を見守り続けた著者が、自分の道を信じ、疾走した年月を綴る。