コラム◎ 大濠の季節 補遺 勝瀨志保

秋分 しゅうぶん 9月23日

昨年の寒露からはじめたので、この秋分で24節気を一巡した。というわけで最後は次につなぐ実や種で締めくくりたい。風に乗って小舟を漕ぎ出すアオギリ。落ちた先で雨に打たれて、みごとに筋だけになった実をたまに見つける。そんな時は独り小躍りしたい気分になるものだ。

アカメガシワもせり出した黒い頭がなかなかかわいい。束になったトウカエデは大きさも手伝って迫力満点。翼を持っているのにこんなに混み合っていては飛べないなぁ。木の回りにどさっと落ちている。


梢で揺れるボダイジュの種。いつ風が誘ってくれるのだろうかと待ち焦がれている。竹トンボのようにクルクル回って遠くまで運ばれるのかと思っていたら、今年は種付きがよく、重たいからか根周りに並んでいる。

棘のあるウマゴヤシの種が服や毛について旅をすることは知っていたけど、接写して螺旋状に巻いていることがわかった。

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