コラム◎ 大濠の季節 補遺 勝瀨志保

大雪 たいせつ 12月7日

 舞鶴公園の蓮堀の立ち枯れは毎年、国際マラソン前に刈り取られていた。それが今年はどういうわけか残っている。喜んでいるのが冬場に渡ってくるホシハジロたち。問い質したわけではないから本当のところは判らないけど、立ち枯れの間にそれぞれが潜んでうたた寝をしているところをみると、結構居心地がいいようだ。

大雪ハスの間のホシハジロ


 おそらく同じ連中が同じ地域に戻って来るのだろうけと゛、じっとしている昼間の居場所はその中で点々と移る。以前は鴨島のある大濠の西側にたむろしていた。近年は福岡市美術館前の広いところがお気に入りだった。なので去年は元平和台球場前の蓮堀は小さな集団しか浮かんでなかった。今年は立ち枯れが邪魔して数えられはしないが、かなりの数がここに引っ越している。

 その冬限定の居住者で、いちばんおもしろいのがこのユリカモメ。飛来して間もない頃は警戒心が強くてあまり近づけないけど、そのうち慣れてくると大胆不敵、というより横着極まりない。羽ばたく風を感じるほどかすめ飛ぶようになる。

大雪ユリカモメ