対馬往還記
著者 示車 右甫
秀吉「唐入り」の野望に端を発する文禄・慶長の役を迫った歴史巨編。小西行長・加藤清正ら諸大名、景轍玄蘇・松雲大師惟政ら外交僧、謎の倭寇・沙也可、そして日・朝の狭間で苦慮する対馬宗家。多彩な人物像と史実の背後にまで迫り、日・朝・明3国変容の契機ともなった戦役を壮大な構想のもとに描き上げた長編小説。
著者略歴- 示車 右甫
ジシャ・ユウホ - 1931(昭和6)年,福岡県に生まれる 1950(昭和25)年,福岡市立博多工業高校卒業 2004(平成16)年,東福岡信用組合退職 【著書】 『断食者崩壊』(1967年,福岡市民芸術祭賞・小説部門の一席) 『天草回廊記』(上・下,文芸社,2006・08年) 『対馬往還記』(海鳥社,2009年) 『天草回廊記 志岐麟泉』(海鳥社,2010年) 『天草回廊記 隠れキリシタン』(海鳥社,2012年) 『廃仏毀釈異聞』(海鳥社,2014年) 『天草興亡記』(海鳥社,2015年) 『瀬戸焼磁祖 加藤民吉、天草を往く』(花乱社,2015年) 『天主堂二人の工匠 小山秀之進と鉄川与助』(海鳥社,2016年) 『破壊僧親鸞 中活字本』(櫂歌書房,2019年) 『日朝交隣外交史ノート』(花乱社,2019年)