天草回廊記
志岐麟泉
著者 示車 右甫
戦国時代・熊本。天草では天草五人衆が対立と和解を繰り返していた。その一人志岐麟泉は修道士を招聘しキリスト教を布教する。やがて秀吉の九州征伐で勢力図が一変する。麟泉は秀吉に安堵されるが、小西行長と対立し、志岐氏は滅亡するー。天草・島原の乱の70年前。天草にキリスト教を広めた大名の激動の生涯を描く。
著者略歴- 示車 右甫
ジシャ・ユウホ - 1931(昭和6)年,福岡県に生まれる 1950(昭和25)年,福岡市立博多工業高校卒業 2004(平成16)年,東福岡信用組合退職 【著書】 『断食者崩壊』(1967年,福岡市民芸術祭賞・小説部門の一席) 『天草回廊記』(上・下,文芸社,2006・08年) 『対馬往還記』(海鳥社,2009年) 『天草回廊記 志岐麟泉』(海鳥社,2010年) 『天草回廊記 隠れキリシタン』(海鳥社,2012年) 『廃仏毀釈異聞』(海鳥社,2014年) 『天草興亡記』(海鳥社,2015年) 『瀬戸焼磁祖 加藤民吉、天草を往く』(花乱社,2015年) 『天主堂二人の工匠 小山秀之進と鉄川与助』(海鳥社,2016年) 『破壊僧親鸞 中活字本』(櫂歌書房,2019年) 『日朝交隣外交史ノート』(花乱社,2019年)
序章
志岐棄教
河内浦
アルメイダ
巡察使三将鼎立
アルメイダの死
九州征討
薩摩川内一揆
落城
画学舎
文禄の役
流浪寺
沢氏天草領殉教
終章
参考文献