丹波国馬路帯刀郷士覚書

人見中川「両苗」郷士の存在形態と政治的運動
旗本杉浦氏のもと、丹波国馬路村の直接支配を担った郷士、人見・中川家。
両苗がその身分的地位を保持するために遵守してきた規約や時代とともに変化してゆく随身との関係を明確にするとともに、幕末期における攘夷運動などの政治的運動を跡づける。
著者略歴
岡本 幸雄
オカモト・ユキオ
元立命館大学教授、西南学院大学教授。現在、西南学院大学名誉教授。
目次

第一篇 「両苗」郷士の存在形態
馬路村の概観
両苗郷士の由緒
両苗郷士の仲間組織と規約
 仲間組織/仲間規約
両苗郷士の対旗本領主関係
両苗郷士の村方支配
 馬路村の行政形態/村方支配の実態
両苗郷士の経済的基盤
 村内における経済的地位
土地経営事情
 両苗と「家来」/土地経営事情一斑
第二篇 「両苗」郷士の政治的運動の展開
はしがき
両苗郷士と江戸出府(攘夷運動)
両苗郷士と禁裏守衛(禁門の変)
両苗郷士と討幕運動(戊辰戦争)
おわりに

史料 人見家文書


丹波国馬路帯刀郷士覚書

A5判 上製/184頁
定価 3300円(本体3,000円)
ISBN 978-4-87415-906-4
C3021
2014年5月発行

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カテゴリー: 歴史・民俗