上山満之進の思想と行動 増補改訂版

「多数無名の常民」こそが歴史をつくる
上山満之進(かみやま・みつのしん)明治2年、周防国佐波郡江泊村(現山口県防府市牟礼築留)に生まれる。台湾総督、貴族院議員などを務め、立憲政治の尊重を訴え、軍部の政治への介入を弾劾。さらに、防府市立防府図書館の前身「三哲文庫」を設立するなど、その行動と思想を探り、台湾総督時代の台湾との友好を発展させる道を求める。
著者略歴
児玉 識
コダマ・シキ
1933年、山口県に生まれる。1960年、京都大学大学院修士課程文学研究科修了。下松高校、豊浦高校、宇部工業高専、水産大学校勤務を経て、1998年より龍谷大学文学部教授、2002年、同定年退職。文学博士。現在、山口県防府市富海円通寺住職。 著書に『加藤辨三郎と仏教 科学と経営のバックボーン』(法蔵館、2014年)、『近世真宗と地域社会』(法蔵館、2005年)、『近世真宗の展開過程』(吉川弘文館、1976年)、『維新の先覚・月性の研究』(マツノ書店、1979年、共著)など。
安渓 遊地
アンケイ・ユウジ
1951年、富山県に生まれる。1980年、京都大学大学院理学研究科単位取得退学。沖縄大学、山口大学教養部、山口女子大を経て、1996年より山口県立大学教授。京都大学理学博士。20年来、山村に暮らして半農半Xの境地を追求中。

上山満之進の思想と行動 増補改訂版

A5判 並製/176頁
定価 1650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-87415-985-9
C0023
2016年11月発行

キーワード:
カテゴリー: 歴史・民俗