遠い空
國分直一、人と学問日本を代表する民族学者・國分直一の生涯。植民地時代の台湾に始まり、戦中戦後の混乱期を経て96歳で没するまで、東シナ海を巡る総合的先史学の構築に情熱を傾け、考古学・人類学・民族学・民俗学の各分野に多大な影響を与えた國分直一。台湾時代の同人誌に掲載の半生記を中心にした自伝と、興味深いエピソードがちりばめられたインタビューから見えてくる、その人柄と学問世界。序文=金関 恕(天理大学名誉教授)
著者略歴- 安渓 遊地
アンケイ・ユウジ - 1951年、富山県に生まれる。1980年、京都大学大学院理学研究科単位取得退学。沖縄大学、山口大学教養部、山口女子大を経て、1996年より山口県立大学教授。京都大学理学博士。20年来、山村に暮らして半農半Xの境地を追求中。
- 平川 啓治
ヒラカワ・ケイジ