新装改訂版
筑豊炭坑絵巻
画文 山本 作兵衛
本書は昭和48年に葦書房から刊行された画集「筑豊炭坑絵巻」を底本に収録画を大幅に増やした新装改訂版。ユネスコ・世界記憶遺産に登録された山本作兵衛の炭坑画の全体を俯瞰できるよう再編集した。彩色画120点、墨絵72点、合計192点を収録。絵は1頁1点とし、彩色画は全てカラーで、墨絵はモノクロで印刷。サイズをA4判横開きと葦書房版より一回り大きくし、紙も特殊紙を使うことで原画の迫力を体感していただける。また、余白の説明部分もはっきり読めるよう配慮した。文章には「筑豊炭坑物語」「筑豊方言と坑内言葉」「山本作兵衛自筆年譜」を収録した。
著者略歴- 山本 作兵衛
ヤマモト・サクベエ
筑豊炭坑絵巻
筑豊炭坑物語
はじめに
明治時代の上三緒坑/上三緒坑の浴場/飲料水/住宅/坑内作業/採炭/坑内の配函/勘引/乗廻しと信号/排気/卸し/石炭の運送/坑内服装(男坑夫)/坑内服装(女坑夫)/広島坑夫/坑内歌/ガスケ(ガスの爆発)/マイト爆発と西田君の死/ヤマの救済法/切符/交換日(サンニョウ日)/売勘場/大納屋/リンチ(ミセシメ/)刺青(イレズミ)/昔のヤマの人々/ヤマ人の忌み事/狸柱/ヤマの訪問者/ヤマの米騒動
筑豊方言と坑内言葉
山本作兵衛自筆年譜
あとがき