豊前国の松会
その歴史と精神世界著者 長嶺 正秀
- 長嶺 正秀
ナガミネ・マサヒデ - 昭和26年(1951)、島根県に生まれる。福岡県苅田町役場に勤務。教育委員会技術技師として文化財の調査、遺跡、古墳の発掘調査に携わる。苅田町教育委員会編『厚葬の時代Ⅰ』(秋の特別展示録、2009年)、苅田町教育委員会編『律令時代と豊前国』(秋の特別展示図録、2010年)などの企画制作を担当。
はじめに
第一章 豊前国の概史
豊前国の環境と前代史
豊前国の創始
宇佐八幡宮の国家神への飛躍
鎌倉期から戦国時代の豊前国支配
第二章 豊前国彦山の松会神事
松会と修験道
松会の起原と展開
松会の祭祀構造
盛一臈祭と松会
松会祭礼絵巻
第三章 豊前国の松会
豊前六峰と祭礼
豊前国の松会神事(求菩提山を中心として)
等覚寺の松会
英彦山の松会と御田祭・神幸祭
求菩提山のお田植祭
松尾山のお田植祭
檜原山の松会
各霊山の概史と松会の固有性
あとがき
引用・参考文献一覧