詩的メディア

鯨々 GEIGEI 4号

vol.4 August 2020
詩人・文芸評論家の北川透と、詩人渡辺玄英らが中心となって結成された「鯨々同人会」による同人誌。
「これまでの〈もの書き〉としてのわが生涯は、同人誌活動によってこそ、支えられてきた」とする北川(「西日本新聞」2019年9月8日)と、若手の詩人らが生みだす新しい詩と評論への挑戦。
著者略歴
渡辺 玄英
ワタナベ・ゲンエイ
目次

【詩】

雄鶏と卵 三篇 北川透

ぼくと犬と 中原秀雪

石屋の人たち 沢田敏子

死者の栞 3 模土 靭

旅人 那須 香

拝啓、薫風にねむる 鶯 奈日

夏  石松 佳

うめぼし食堂 竹中優子

永遠/理由(二編) 魚本藤子

雛人形  山口賀代子

感染  魚住珊瑚
< 機能まで地球の夢を見ていた 渡辺玄英

ゴジラ あるいは戦後史への長いお別れ



【評論】

誰もがいる場所 第四回谷川俊太郎『私の胸は小さすぎる』まで 北川 透

荒川洋治ノートⅢ 越前 三国への旅 中原秀雪

ポストコロナの可能性としての「女子たち」 ①はじめに 呪いを解く鍵はどこにあるのか? 池上貴子

谷崎潤一郎論Ⅳ 男性性の開放と豊穣 有沢裕紀子

太宰治とフランソア・ヴィヨン 太田千昭

幸田露伴「運命」への道(一) 受難の文法 奥野政元



【エッセイ】

贄としてのゴジラ 3帝都炎上 渡辺玄英



編集後記/同人一覧/「鯨々」誌投稿規定


鯨々 GEIGEI 4号

A5判 並製/92頁
定価 880円(本体800円)
ISBN 978-4-86656-081-6
C0095
2020年8月発行

キーワード: ,
カテゴリー: 詩・短歌・俳句